2014年3月末のNISA口座数と増加率、そして現状の問題点

口座のイメージ

今年からはじまった新しい制度である少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)について、よく話題にあがるのがその口座数です。

基本的に口座数というのは興味がでるものであるという理由がひとつあると思いますが、どの証券会社がどれくらいNISA口座を集めているのかを知ることで、投資家に人気がある、つまり使いやすい口座であることがうかがい知れるという理由もあるのかもしれません。

先月末ごろのニュースによると、日本証券業協会が発表した3月31日現在の口座数は、証券129社合計でおよそ421万口座にのぼったとのこと。前回の1月1日調査のときとくらべて、31.6%増加ということになります。

これは日本証券業協会の発表による数字であり、証券会社の口座しか含まれていません。日証協の会長によれば、銀行などほかの金融機関も含めると、じつに600万口座以上に達しているそうです。

かなり順調に推移しているように見えますが、しかし、口座の利用状況はそれほど良くはないようです。

もっとも、主要証券会社10社のNISA口座の利用状況では、総口座数のうち、買い付けがあった口座の割合は22.8%にとどまった。稲野会長は「NISA制度の利用に対する理解の促進、投資未経験者や若年層への普及活動に注力していく」と述べ、稼働率向上に意欲を示した。
出典 : NISA口座が421万件に、1月比で3割増=日証協

上記の記事によると、年代別では60歳以上が全体の61%をしめ、20歳代はたったの2.7%とのこと。

今後、いま政府が検討している長期投資のための改善がなされ、NISAがより個人投資家の長期投資をうながす流れになった場合、いちばん恩恵を受けるはずの世代が、まだあまり利用していないというのが現状のようです。

60歳以上の投資家がそれほど長期の運用を志向していないと仮定すると、いまのところ、NISAは市場の長期発展に寄与するようなかたちにはなっていないと判断せざるを得ません。やはり非課税期間延長などの制度拡充は早めにおこなわれるべきでしょう。

ちなみに、2014年度の日証協のNISAイメージキャラクターは、SMAPの香取慎吾さんのようです。前回の剛力彩芽さんからバトンタッチされたかたちですが、前任以上に若者にアピールできるのかと考えると、すこし疑問ではあります。

日証協の公式サイトでは、NISAの基礎知識をはじめ、口座開設や活用方法などのコンテンツがあります。また、日証協や東証、NPO法人エイプロシスなどが全国で主催するセミナー情報も掲載されているので、興味がある方はぜひご覧ください。

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